西の線香花火 スボ手牡丹

  • 2014.12.04 Thursday
東の線香花火は関東地方で親しまれている線香花火ですが
それに対して西の線香花火スボ手牡丹は関西地方で生まれ
親しまれた線香花火です。


スボとは藁スボのことで稲藁の中心の固い芯のことです。
日本のどこででも目にすることができるこの稲藁が不足して
困っています。
今年から数年にわたって自分たちで適度な水分量、乾燥具合などを
研究していくことになりました。
まずは稲藁を探しに米所新潟県へ。
藁細工をしてあるはしだてさんを訪ねました。





新潟のしめ縄は稲穂をつけて売られていてその下の花火に使える部分は
不要品だとか。



しめ縄の残りだけでは作業1日分西か相当しないということで
次は稲探しから。
九州は熊本の無農薬栽培のところへ。





研究はまだまだ続きますがきっと自分たちに手で確保できる日を信じて・・・


とても希少なスボ手牡丹の製造は寒くて乾燥した冬だけです。
にかわを固めるためです。
先端を斜め上に向けて火をつけ燃やすのが火花が長持ちする特徴です。
藁を燃やして火球の温度を上げてあげるのがきれいに咲かせるコツで、
冬の風のある時期はスボ手牡丹で遊ぶのに最適な季節です。
空気も澄んでいてとてもきれいです。
是非お試しください。

 



今が最盛期

  • 2011.03.07 Monday
 だいぶん日中は暖かくなってきましたが、
朝晩は冷え込む日もまだまだ続き、
布団から出るのは相変わらずつらい毎日です。

そんな寒い朝を迎えた日は、スボ手牡丹の最高の製造
日和です。
30分だけ早起きをして主人が固まったスボ手牡丹の火薬を溶かしに
いくために車で1分のところにある工場へ向かいます。



紙縒りの線香花火の火薬にニカワが入りのりの役目を果たします。
この火薬の入った入れ物の周りは、固まるのを防止するためにお湯が張ってあります。
作業をしていないときはこのお湯を抜いているため、作業をする朝は、
ここにお湯を張るために早く出かけるのです。

スボ手牡丹とは線香花火です。
紙に火薬を巻いて作る線香花火は、長手牡丹
藁の先にったニカワで練った火薬をつけたものはスボ手牡丹
と呼ばれています。

スボ手牡丹は特別な道具を使い作ります。
これを製造しているのは全国で1社しか残っていません。



穴の開いた鉄板を藁スボが入った箱の上にかぶせます。
箱をひっくり返してトントンたたいてまたひっくり返すと



こんな感じで鉄板の穴の中にスボが立ちます。
自然なスボには細いものから太いものまで大小さまざま
あるためこの鉄板にも穴のサイズがちがうものを数種類作るという
工夫がなされています。

この道具はうちの主人(3代目)が13年前に最後に残ったの国産線香花火
製造業者、八女の隈本火工に修行に行きそこが廃業したと同時に
受け継いだ歴史のある道具でこの道具には、昔の人の知恵が
たくさん詰まっています。



鉄板に立てたスボは、このようにレールで流され火薬てん薬室へ
進みます。



工場で見張り番をしている我が家のイヌも横に来ていつもじっと見ています。

余談ですが花火工場には、電気は流れていません。
冷房も暖房も明かりもありません。
爆発したとき上(屋根)に抜けるような構造を義務付けられているため
火薬配合室には窓もありません。、
もちろんこのレールも手動です。



てん薬室に流されたスボは練り火薬の中につけられて次は日乾場へ進みます。
てん薬作業は簡単そうに見えて実は熟練の技がないとできません。
火薬の大きさ、長さ、水平につけることなど長年の勘でやっています。
すべてが手作業のため、重い鉄板を持ち上げてつけるという
繰り返しの作業も重労働のようです。






日乾場に運ばれたスボ手牡丹は美しく並べられ乾燥させます。

乾燥した今の時期にしかできないのは、火薬が固まらずに流れたり
湿度が高いとひびが入ってしまうからです。



出来上がったスボ手牡丹はデザインの入ったこんなステキなパッケージ
に丁寧に詰められ今夏よりお客さまのまえに登場します。

藁スボやニカワなど原材料の調達も難しくなり、これも繫いでいくのに
色々と模索しています。
でも日本の伝統を絶やさないように一生懸命努力します。
ご家庭で日本の光をお楽しみください。



こだわりの材料 その2

  • 2010.09.29 Wednesday
 今日は、日中は少し暑かったけど
今は鈴虫のいい音色が聞こえています。

前回から私たちの自慢のこだわりの材料
を紹介しています。

線香花火に欠かせない材料といえば・・・

あの美しい火花の 命 となるのは 松煙 です。

松煙とは・・・伐採して何十年もたった松の根っこを土の中から
掘り起こしいぶして出たススの事です。 
30年以上たったのものを使われています。

松(特に赤松)の根には、油成分をたくさん含んでいます。
花火に火をつけた時、化学反応を起こしあの美しい火花が
飛ぶといわれています。

松煙は硯(すずり)の原料ですが、今ではプラスチック製などの
代用品が多く松煙を製造する製造所は、線香花火・手漉き和紙
同様減少して、国内でもわずか数件しか残っていません。
中でも私たちは、宮崎産の松煙をこだわって使用しています。

昔ながらの製法でこんなに大事に作られています。



       
専用のムシロで松の根を燃やします。煙は中に入っていく仕組みになっています。





松の根をゆっくり入れていきます。




上の写真の上部に見える専用の網で覆われた部屋(空間)にススガ
溜まる仕組みになっています。
全身真っ黒になりながら出来上がったふわっとした軽いススを掃いて集めていかれます。

手間隙かかるものだからこそ、美しいものになるでしょうね。
感謝しています。



こだわりの材料 その1

  • 2010.09.28 Tuesday
ようやく涼しい風を感じる季節がやってきました。

涼しい風が吹く秋の夜長に暑い、熱い、夏の思い出と共に
儚く散っていく・・・良い季節です。

昨日は、こだわりの手漉き和紙の仕入れに行ってきました。



昔ながらの技法をそのまま受け継ぎ手漉きでてやっておられる製造所は
だんだん減少しているそうです。
私たちは、八女の松尾さんにいろいろと紙のことを相談しながら
試作を重ねこの紙にたどり着きました。



紙の原料は、楮(こうぞ)です。
上質の和紙は、天然素材から生まれます。











紙を    漉く作業は、全身を使って動かすため寒い時期でも汗をかいて頑張ってあります。

その努力から生まれた紙をカタチにして一人でも多くの人に感動を
与えたいと思っています。






こだわりの線香花火

  • 2010.09.18 Saturday
 今夏、完成したこだわりの線香花火。

『線香花火 筒井 時正』



この花火は、日本の伝統工芸品の良さを
もっとたくさんの人に知ってもらいたい。
花火といえば、子供のなつの遊び・・・という
イメージから、子供のころに日本の線香花火で
遊んだ大人に向けて昔の線香花火の光を届けたい。
自分がもらってうれしい贈り物をしたい。などなど・・・

そう言った色々な思いを詰めて出来上がりました。



花火には、八女の手漉き和紙を使い草木で染色し、国産のハゼの実だけで
作られた和ろうそくをセットし大事に杉箱に詰めました。
残された稀少な日本の伝統文化を合わせセットにすることによって
私たちの手で少しでも日本の誇れるものを守ってきたいと思っています。



線香花火の種類

  • 2010.07.16 Friday
 線香花火と呼ばれるものは2種類ありますが、
皆さんはどちらも知っていますか??



当社の紙よりの線香花火(写真右)を柳、わらスボの先に火薬が付いた花火(写真右)を
スボ手牡丹と呼んでいます。

柳は関東方面、スボ手牡丹は関西方面が主流なんです。
どちらも線香花火なのですが、
馴染みのない地域でもう一方の線香花火を見せると
「知らない。見たことない。」
という人も多いです。

この前秘密のケンミンショーを見ていたとき、ちょうど2つの線香花火を
大阪の人に見せて「線香花火はどっちだと思いますか??」という質問をされていた一コマです。


大阪人「こっちこっち。(写真右)」

アナ  「では、こっち(写真左)は何だと思いますか??」

大阪人「ん〜〜何やろう?ロケット花火??」

同じ日本の中で、線香花火ですら西と東に分かれてしまうって
不思議で面白いですね。

線香花火の始まりは、江戸時代。
最初にすぼ手が江戸で作られ、それが上方に上がって現在まで定着したといわれています。一方、江戸では藁が手に入りにくかった為、すぼ手が販売されてから数年後に藁の代わりに和紙を使った長手(柳)が作られ、今に至ります。

スボ手牡丹製造は日本で当社1社のみとなりました。
伝統の光を絶やさぬように頑張っています。
国産線香花火を見かけたら是非遊んでみてください。
国産線香花火に出会うのは1%未満の確率なんですよ!!



雨 雨 雨

  • 2010.07.15 Thursday

 毎日毎日雨が続いています。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

最近の雨は、ゲリラ豪雨というものかドバーっと
突然の大雨。
花火に水は大敵です。
空の色を伺いながらの作業が続いています。

ところでこんな日は線香花火を触っていると
ずっしり重くなっているのに気づきます。
線香花火の原料は硝石・硫黄・松煙たったこの3種類で
すべて自然のものです。
この3つが混ざり合い、はじめて火薬となるのですが、
この火薬が呼吸し、湿気を吸ったり吐いたりしています。
それを繰り返し、火薬がなじんだ線香花火は年々美しい火花を
放つ線香花火と進化していくのです。

今年発売の線香花火は木箱に入って湿気を最小限に
抑える仕組みになっています。
ワインのように寝かせてタイムカプセルのように
箱を開けて火をつける。・・・・是非試してみてください。




線香花火の保存

  • 2010.07.13 Tuesday


写真:線香花火セット春夏秋冬(1万円)
                                               予約販売 


線香花火や花火は買ったその年に使いきらなければならないと思っている人がほとんどのようです。
ビニール袋に入った花火は湿気やすいのですが、袋から出して家の中の戸棚や箱の中に保管しておけば何年でも大丈夫です。(湿気の多い場所の保管や濡れには注意!!)

特に線香花火は何十年でも置けば置くほど火薬がなじみがきれいになるのをご存知ですか?
今年販売を開始した「線香花火 筒井時正」は木箱に入っていて湿気に強くなっています。
花の形に施した線香花火は使うのはもったいない大人の線香花火です。

お勧めは、結婚する2人へ又は、赤ちゃん誕生の贈り物です。
はじめは見て楽しんでいただいて、記念日(結婚記念日・誕生日)のたびに1本づつ火をつけて
みてはいかでしょう?
年々火花がきれいになるように年々ステキな家庭にになっていくことでしょう。




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